遠キ島ヨリ椰子ノ実ヒトツ

アクセスカウンタ

zoom RSS CFS VS イオン 〜イオンのやり口は踏み絵にも等しい〜

<<   作成日時 : 2008/01/19 01:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 1

どうも。今日のWBS(ワールド・ビジネス・サテライト、テレビ東京系11:00〜)で、CFSコーポレーションとアインファーマシーズの統合計画案にイオンが反対している件について特集していたので、そのことについて。

  ・いきさつについて
ドラッグストア業界は、過当競争の時代と言われています。街を歩けば一体何軒のドラッグストアがあるのでしょうか?例えば、私の家を中心として半径500m圏内(徒歩6分程度)に3軒、大型商業施設内の医薬品コーナーを含めれば4店もあるのです。それほどの需要があると思いますか?

  ・CFSの選んだ道
そんな中、CFSは競争の波に揉まれ、昨年度決算、そして今期の中間決算は赤字に転落してしまいました。
http://www.cfs-corp.jp/corp/ir/pdf/briefnote/c_36.pdf (CFSのHPより)
平成19年度中間決算
経常利益 2100万円の利益
中間期(19年2月〜10月)における純利益(純損失) 2億2200万円の損失

http://www.cfs-corp.jp/corp/ir/pdf/briefnote/c_45.pdf 
平成19年度第三四半期決算
第三四半期純損失 3400万円

と、最近は持ち直しているものの、厳しい情勢がCFSを取り巻いています。

更に、2009年度の薬事法改正により、スーパーなどでOTC医薬品(いわゆる大衆薬)を販売できるようになるので、競争相手は現在の比ではなくなります。

  ・アインファーマシーズとは

そんな中で、CFSはアインファーマシーズとの統合の道を選んだのです。
アインは、他のドラッグストアとは違い、都心型店舗を旗艦店とした、高級化路線を歩み、一線を画しています。原宿や自由が丘への「トルペ」と銘打った店が好例です。また、積極的なM&Aを行い、地方の中小の薬局(跡継ぎがいないところだったり、優良資産を持っているところ)を取り込んで拡大路線をたどっています。
また、調剤部門では2位以下に差をつけて日本一の取扱量を誇っています。
http://www.ainj.co.jp/ir/info/img/070615.jpg (アインのHPより)
このように、調剤部門を中心とした経営で、拡大の一途をたどっています。
http://www.ainj.co.jp/ir/news/pdf/071213_01.pdf 
アイン・平成19年度中間決算
営業利益 16.2億円 (昨年同期比79.8%増)
経常利益 15.6億円 (同75.8%増)
中間純利益 7億3700万円 (同111.6%増)
つまり、昨年に比べて2倍以上の純利益を出しているのです。

さらに、M&Aによって得られた優良資産が眠っているので、潜在的な利益はまだまだあると考えられます。

  ・ならば、なぜイオンは反対しているのか?
「イオンにとって、アインは商売敵だから」
これは大きな間違いです!
なぜなら、
「イオンは、郊外型店舗を中心とした、大型店でのドラッグストア経営」が柱であり、
「アインは、地域密着型の小規模薬局+OTC医薬品」という、
同じドラッグストアと言えども全く毛色の違う経営方針だからです。

しかし、最近は「都心回帰」と言われるように、郊外型店舗も苦戦を強いられるようになってきました。
その時、イオンはどうするか?
「パイの大きさが小さくなったのなら、大きいところへ攻め込めばいい」のです。
イオンは、「ウェルパーク」を中心として、アインのような医院併設型ドラッグストアへも進撃を開始しています。
つまり、
「イオンにとってアインは今はターゲットが違うが、将来的には競うことになるであろう“悪い芽”」なのです。

だから、今回の合併には反対せざるを得ないのです。

  ・1.25対0.3という「統合比率」
そして、もう一つ理由があります。
イオンの岡田社長は記者会見内でこう主張しています。
「今回の合併は、CFSの株価が最低の時に仕掛けられ、統合比率が不公正である」と。
でも、これ、ちょっと変ですよね。
ここで、統合比率を決める際に重要となる、「BPS」をチェックしてみましょう。
BPSとは、一株あたりの純資産額を示すもので、高いほどに、企業は安定していることを示します。また、その一株あたりの価値が高いことも意味します。
(参考 http://www.nomura.co.jp/terms/english/b/bps.html )

平成20年1月19日(土)現在、
アインファーマシーズ BPS 886.92円
CFS BPS 547.91円
と、差があります。
そして、かたや成長を続ける企業、もう一方は赤字転落で経営危機にある企業です。
それを、市場は正しく評価していたのです。


  ・イオンのやり口は踏み絵にも等しい
この状況下でも、「イオンのわがまま」をなんとしてでも通したい岡田会長は、CFSとイオン、両方に取引のある業者に対して圧力をかけています。
「委任状をよこせ」と。
もちろん、これを口にしてしまったら、法律的にもいいことにはならないので、狡猾に、かつ確実に、委任状を得ています。
もし、この業者たちが、イオンに背き、賛成票を投じたらどうなるでしょうか。
彼らは、きっと、今までと同じような生活を送ることは出来ないでしょう。それほどに、イオンという企業は巨大なのです。余談ですが、民主党の岡田代表代行と、イオンの岡田社長は実の兄弟です
これを、「踏み絵」と言わずしてなんというのでしょうか。
自らは正しいと思うのに、大きな力に屈し、正しくない方に動かなければならないのですから。
自らのためになること(アインの大谷社長は、統合により、CFS株主の利益が30%向上すると述べている。下に引用した)

この状況を打破するには、イオンから自由な立場にいるものの力が必要になるのです。さて、どうなることでしょうか。
ちなみに、アメリカの投資機関・投資顧問会社や、日本の機関投資家は、統合に対して賛成という意思を表明しています。これも、下に引用しました。

そして、もし仮に否決されたとすると、イオンの「大きな力」がCFSに介入することになります。これは、イオンという巨象にCFSというネズミが飲み込まれてしまうことを意味します。尚、介入については、イオンの岡田社長も明言しています。

※WBS内で、イオングループの「ウェルシア関東」の社長が「ドラッグストアはまだまだ足りない」という発言をされていました。
今までの記事をお読みいただければおわかりになると思いますが、そんなことを宣う経営者は、経営者としての適性を思わず疑ってしまう次第です。どう考えたって、2年後にはスーパーに押しつぶされるのが関の山でしょう。

<日経>◇CFS株主の1株利益「統合で30%増」――アイン社長 01/09 02:00

<日経>◇CFS株主の1株利益「統合で30%増」――アイン社長
 ドラッグストア大手、CFSコーポレーションとの経営統合を目指す調剤薬局大手アインファーマシーズの大谷喜一社長は8日、日本経済新聞の取材に応じ「統合会社は初年度に、CFS株主の1株利益を30%伸ばせる」と述べた。CFSの筆頭株主で統合に反対するイオンに反論し、調剤薬局のノウハウを移植すればCFS株主にも利益をもたらすと強調した。
 統合を諮る22日のCFSの株主総会に向け、CFSとイオンは委任状争奪戦を展開している。大谷社長は「調剤最大手の当社なら年間500人規模の薬剤師の採用が可能」と述べ、薬剤師をCFSに派遣して調剤併設型ドラッグストアを増やすことで競争力を高めると指摘した。
 イオンは「統合比率がCFS株主に不利」と主張している。これに対し、大谷社長は「昨年1月に統合を打診した際は統合比率の議論はなかった」と述べ、主張に一貫性がないと反論した。
 一方、豊島正明イオン専務執行役は、日経新聞に対して「アインと統合してもCFSのスーパー部門が再建できない」と述べ、イオンとの連携がCFSには最善だと改めて主張。ドラッグ部門も「価格競争力を大幅に高められる」としている。


<日経>◇米議決権助言大手2社、CFS統合案に「賛成」 01/10 01:30

<日経>◇米議決権助言大手2社、CFS統合案に「賛成」
 ドラッグストア大手CFSコーポレーションが計画する調剤薬局大手アインファーマシーズとの経営統合を巡り、米インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)など議決権行使助言大手2社が統合案に賛成するよう機関投資家などに呼びかけたことが9日、明らかになった。CFSと、統合に反対する筆頭株主のイオンは委任状争奪戦を展開しており、今回の助言が影響を与える可能性もある。
 CFSは22日に開く臨時株主総会で統合案を諮る。議決権行使助言で最大手のISSは、同議案に賛成の理由として(1)イオンとの協業より、アインとの統合で調剤薬局併設店舗を増やした方が企業価値が高まる(2)株式移転比率もCFS株主に不利な水準とは言い切れない――などを挙げている。
 イオンが問題視する統合時期について、同じく賛成を助言した同2位の米グラス・ルイスは「最適ではない」としつつも「厳しい事業環境を考えると、統合でコスト削減や競争力強化を目指した方がCFSの株主利益を高める」と指摘した。国内外の機関投資家の持ち株比率は10%弱とみられる。


<日経>◇イオンが160人の委任状受理、CFS株主向け説明会 01/07 00:06

<日経>◇イオンが160人の委任状受理、CFS株主向け説明会
 イオンは6日、同社が筆頭株主であるドラッグストア大手CFSコーポレーションと、調剤薬局大手アインファーマシーズの経営統合を阻止するため都内でCFS株主向けの説明会を開いた。昨年末の横浜市、5日の静岡県三島市に続く3回目の説明会で今回が最終回。イオンによると、計3回の説明会で約3700人(法人含む)の株主のうち約280人が出席、うち6日までに約160人から統合反対の委任状を受理した。
 説明会では株主からはCFSの現状の株価と業績低迷への不満や、統合が否決された場合のCFS再建の実現性について質問が出た。イオンの岡田元也社長は「統合が否決されれば、CFS経営者の責任が問われる」と述べ、イオングループが全面的な経営支援に乗り出す考えを強調した。
 今後イオンは統合案を諮る22日のCFS株主総会に向けて、法人株主も含めて個別の働きかけを強める。一方、CFSも9日に三島市、10日に横浜市で株主への説明会を開く。同社の石田健二会長兼社長が出席して「将来の生き残りには調剤大手との統合が最善」と、統合案への理解を求める方針だ。


新聞記事は、MONEX証券より転載。尚、HPの利用要項に則り、このサイトが営利目的でないことをここに宣言します。また、この情報は、あくまでも私個人の意見ですので、注意して下さい。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(4件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
Start earning money now.
Start earning money now. ...続きを見る
Start earning money ...
2011/01/27 21:49
Adalt dating.
Adalt dating. ...続きを見る
Adalt dating.
2011/02/04 23:53
Vicodin.
Vicodin. ...続きを見る
Vicodin.
2011/03/19 18:00
Siemens.
Handsfree for siemens cell phone. Siemens breakers. Siemens mobile. ...続きを見る
Siemens.
2011/04/08 13:25

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
イオンが業者に、おおっぴらに委任状を要求すると、法律上具体的にはどんな風にまずくなるんですか?
八柾
2008/01/20 07:43

コメントする help

ニックネーム
本 文
CFS VS イオン 〜イオンのやり口は踏み絵にも等しい〜 遠キ島ヨリ椰子ノ実ヒトツ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる